クリニックブログ

2017.10.23更新

以前から子宮がん検診を受けましょう

という話をしていたのですが、

時々、卵巣癌はどうすればいいのですか、と聞かれることがあります。

また、手術で子宮は取ったんだけど、卵巣は残した場合、今後の癌検診はどうすればいいのか聞かれることもあります。

 

子宮頸癌検診のように年に1度の検診を受けていればそれでいいのかといわれると、残念ながら卵巣癌には検診というものが存在しないのです。

それは、なぜか。

 

卵巣癌は、いざ癌になるとあっという間に進んでしまうからです。

つまり、1年前に検診をして、卵巣癌がなかったとしてもその1年後には、もう進行した卵巣癌になっている可能性は十分ありえるのです。

 

実際、卵巣癌の50%以上は進行した状態で見つかっており、手術や抗がん剤を用いても70%は再発するといわれています。

 

ですので、自覚症状が何かあれば、そのまま放っておかずに、婦人科を受診してもらいたいのです。

 

では、どういった自覚症状が問題になるのか。

 

それは、

・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる

 

これらの症状が、気になるようであれば婦人科を受診するのがおススメです。

もちろん、毎月超音波で検査していれば仮に卵巣癌になったとしても、かなり早期に見つけることができると思いますけど、毎月婦人科に行って超音波の検査を受けるのって、あまり現実的じゃないですよね・・・

 

ですので、さきほど説明したように、

・お腹周りが大きくなった
・下腹部が何か痛い
・トイレが近い、もしくは出しづらい
・すぐお腹いっぱいになる

こういった症状をよく感じるようになったら、一度婦人科を受診するようにしてくださいね。

投稿者: 平和島レディースクリニック

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